シンデレラ体重での妊娠は危険!母体に及ぼす健康被害・胎児への影響を解説

シンデレラ体重での妊娠

「シンデレラのように美しく痩せたい」女性は多いですが、この考え方は非常に危険です。

とくに、痩せすぎた女性が妊娠すると、母体や胎児に悪影響を及ぼすので、過度なダイエットは控えなければいけません。

例えば、摂食障害や、ホルモンバランスの乱れにも繋がります。痩せすぎは女性の魅力を下げてしまうのです。

この記事では、シンデレラ体重を計算し、痩せすぎの状態で妊娠するリスクや、健康被害について解説します。

シンデレラ体重より軽いと危険!理想の体型に潜むリスク・おすすめのダイエットを紹介

シンデレラ体重と妊娠の適正体重を比較!BMIの計算方法も紹介

まず、シンデレラ体重の計算式を紹介します。

・シンデレラ体重=身長(m)×身長(m)×20×0.9

身長 シンデレラ体重
150cm 40.5kg
152cm 41.6kg
154cm 42.7kg
156cm 43.8kg
158cm 44.9kg
160cm 46.1kg
162cm 47.2kg
164cm 48.4kg

次に、BMIと適正体重の計算式です。BMI(Body Mass Index)とは、肥満度を表す体格指数です。

ちなみに、妊娠しやすいBMIは「22」に該当します。以下の表を参考に、ご自身の体重を照らし合わせてみましょう。

・BMI = 体重kg ÷ (身長m)2

身長 BMI値22の体重
150cm 49.5㎏
152cm 50.8㎏
154cm 52.2㎏
156cm 53.5㎏
158cm 54.9㎏
160cm 56.3㎏
162cm 57.7㎏
164cm 59.2㎏

シンデレラ体重は危険!やせすぎによる妊娠のリスクは?

以下に、シンデレラ体重による、妊娠のリスクを記載します。

胎児に与える影響

妊婦が痩せすぎていると、赤ちゃんの在胎日数が短いことが多く、出生時の体重も低くなりがちです。

さらに、母親の栄養状態が悪い場合、赤ちゃんの健康に影響を及ぼし、以下の病気のなるリスクを高めます。

  • 脳梗塞
  • 神経発達異常
  • 虚血性心疾患
  • 2型糖尿病
  • メタボリック症候群

シンデレラ体重のまま妊娠すると、胎児に悪い影響を与えます。上記の症状は、子どもの一生を左右する病気です。

シンデレラ体重の妊婦さんが抱えるリスク

痩せた女性が妊娠すると、切迫早産、子宮内胎児発育遅延、貧血などを起こす原因になります。

さらにホルモンバランスの崩れから、疲れやすくなり、骨粗しょう症等のリスクも高まるのです。

また、過度なダイエットで体脂肪が減少しすぎると、食欲不振になり、免疫機能の低下で体調を崩してしまいます。

他には、卵巣機能の低下、月経不順や無月経を引き起こし、ガンや腫瘍の原因となるので注意が必要です。

シンデレラ体重だと妊娠しにくい?その理由とは

シンデレラ体重の方は、エネルギーや栄養が不足している場合が多く、不妊のリスクも高くなります。

以下に、シンデレラ体重が妊娠しにくくなる理由を紹介します。

月経不順における栄養損失

シンデレラ体重の女性は栄養不足に陥りがちです。体に栄養が届かないと、月経不順になり妊娠しにくくなります。

とくに、やせすぎている女性は鉄分の摂取量を増やす必要があり、食事制限による過度なダイエットは避けなければいけません。

海外では鉄剤処方対象になる国もあるほど、鉄分や栄養不足は危険だと考えられています。

また、栄養失調やBMIを改善には時間がかかります。妊娠しやすい体にするために、バランスよく栄養を摂取する必要があります。

無月経のリスクが高まる

シンデレラ体重の方はBMI21以下だと無月経リスクが高くなり、さらにBMI16以下だと排卵が困難になり、妊娠しにくくなるので注意が必要です。

また、BMIが19未満の場合、標準体型の女性に比べて妊娠する期間が約4倍になる可能性があります。

BMIは卵巣年齢や排卵性不妊などと関係が深く、やせすぎている体は妊活に悪影響を与えます。

妊娠に推奨されているBMI値は20〜24です。平均的な体型がもっとも妊娠しやすくなります。

低体脂肪率による排卵障害のリスク

シンデレラ体重の方は体脂肪が低い事が多く、17%以下と低い場合は排卵障害になるリスクが高くなるので注意が必要です。

仮に、BMIが低くない場合でも低体脂肪によって妊娠しにくくなる恐れがあります。

BMIだけでなく体脂肪率を低くしすぎないことは、妊娠しやすくするために必要不可欠です。

そのため、過度なダイエットは危険です。妊娠を望むのであれば体脂肪率を落とすことは避けたほうがよいでしょう。

妊娠中のダイエットはどこまで許される?

そもそも妊娠中に体重が増えることは当然です。そのため、焦ってダイエットをする必要はないと考えてよいでしょう。

シンデレラ体重を意識しすぎると、胎児に悪影響を与える可能性が高くなります。

体重は12キロ増加を目安に

妊娠中の体重12kg増加を目安にして、体重を増やすことを意識することをおすすめします。

ただし、臨月に7~8kgほど体重が増える人が多いため、それまでの期間に体重を増やしすぎは注意しましょう。

1ヶ月に4kg以上太らないように、じょじょに体重を増やすことが大切です。急激に体重を増やさなければ問題ないです。

また、妊娠している時は、体重計に乗って罪悪感をもつ必要はありません。なぜなら子供を育てるためのエネルギーが、体重を増加させているからです。

妊婦さんの運動は妊娠中期に入ってから

妊娠中にダイエットのために運動をしたい方は、妊娠中期まで待つ必要があります。

妊娠中期は安定期に入るため初期流産のリスクが減り、体を動かしても胎児に影響が出にくくなります。

もちろん、激しい運動は避ける必要がありますが、ウォーキングやヨガなどの運動がおすすめです。

しかし、おなかにハリが出始めたときの運動は控えてください。妊娠中は血液が固まりやすくなるため、運動量はほどほどにしましょう。

他にも水分補給や休憩は欠かせません。医師の診断のもと、体に無理のない範囲で運動を行うと体に負担をかけずにすみます。

妊活と併行して体重管理をしていこう

妊活中は体重管理が重要です。シンデレラ体重のように痩せすぎの体は胎児に悪い影響を与えます。

栄養バランスのよい食事に十分な睡眠時間など、普段の生活を規則正しく行うことが妊活を円滑に進めるコツです。

間違っても過度なダイエットをしてはいけません。妊活の期間は体を休めることも活動の一環です。

そのため、運動量を減らす意識もって体への負担を下げましょう。妊婦と胎児をいたわる意識が大事です。

栄養バランスのよい食事

  1. 基本は一汁三菜(汁物は1日1回)
  2. よく噛む(目標は1口30回)
  3. 野菜をしっかり摂る
  4. 糖分・塩分過多に気を付ける
  5. 加工品・食品添加物、お菓子の食べ過ぎに注意する。
  6. 1日2L摂る(血流を改善)

シンデレラ体重を意識しすぎて、食事量を減らさないようにしましょう。栄養が偏ると胎児に栄養が届きません。

また、便秘の原因になる繊維不足や水分不足にならないように、野菜や果物を摂取することが大切です。

注意点は妊娠中は味覚が変化することです。ホルモンバランスが乱れて塩気を感じにくくなるため、味の濃さに注意しましょう。

規則正しい時間の睡眠

妊娠中の母体の睡眠リズムは胎児にも伝わりいい影響を与えるため、熟睡できる環境を整える必要があります。

胎児は、母親の血液から栄養素やホルモン、免疫物質などを受け取り昼夜サイクルの情報も送られるのです。

睡眠サイクルの乱れで体内時計が乱れ、出生時の体重減少や早産、流産のリスクも高まります。

適度な運動

質の良い睡眠をとる為のポイントは3つです。

ポイント 効果・詳細
日中に適度な運動 心地よい疲労感、肥満防止にもなります。
自律神経の正常化 日光を適度に浴びる、朝食を摂る、寝る前は温かい飲み物でリラックスする。
適度な昼寝 日中に15~30分程度の睡眠を摂りましょう。

鏡の前で自分の体を確認

理想の体型を目指すなら、体重ばかりを気にするのではなく、しっかりと自分の体と向き合いましょう。

全身が映る鏡を用意し、入浴前後、朝の着替え時に、自分の目でボディチェックをします。

鏡に映る姿を意識することで自然と気をつけるようになり、無理なくダイエットを続けることができます。

体重と体脂肪率の記録

毎日同じ時間帯に体重を計って記録をつけましょう。体脂肪率も一緒に記録すると、体の変化を把握することができます。

体脂肪率が計れる体重計がなければ、以下の式に当てはめて計算してください。

体脂肪率=(現在の体重ー標準体重)÷標準体重×10

出た数に%をつけたものが理想の体脂肪率です。

シンデレラ体重は妊娠しにくくなる上に胎児への悪影響があるので注意

シンデレラ体重は妊娠しにくくなるうえに、妊娠したところで胎児にまで悪影響を及ぼします。

体に栄養が不足するため胎児が病気を抱えるリスクを増やし、自分の体に負担をかけてしまいます。

ダイエットは健康的な体があってこその活動です。シンデレラ体重のまま妊娠するのは避けましょう。