「丁寧に自己処理を行ったはずなのに、黒いブツブツができた」
「処理した後にできる」この黒いブツブツを予防する方法ってある?」
両脇やVIOラインなど定期的に自己処理を行う部位ほど、よく黒いブツブツができてしまうってことありませんか?
実はそれ、ムダ毛が皮膚の中に埋もれてしまう「埋没毛」という肌トラブルに見舞われています。
放置していても、痛みやかゆみを伴いません。
しかし長いこと放置し続けると、思わぬ二次トラブルを引き起こしかねない肌トラブルなんです。
そこで今回は、「埋没毛」の基本情報と発症する原因、埋没毛に見舞われた時の対処方法と予防方法をご紹介します。
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目次
埋没毛とはどのような肌トラブル?
「埋没毛」とは、皮膚の中に埋もれてしまったムダ毛を指しており、「埋もれ毛」とも呼ばれている肌トラブルの1つです。
毛は毛穴から皮膚表面に向かって、伸びていきます。
しかし毛の出入り口に当たる毛穴が何かしらの要因で塞がってしまうと、毛は出口を失ってしまいます。
結果、皮膚の中で成長をし続けてしまいます。
埋没毛ができる原因
こでは埋没毛ができてしまう原因を3つご紹介します。
カミソリ・毛抜きによる自己処理
埋没毛になる原因で多いのが、カミソリや毛抜きを用いた自己処理です。
カミソリの場合、皮膚表面に生えているムダ毛とあわせて、肌を守っている角質も削り取っています。
削られた角質は毛が伸びるよりも回復が早いため、新たに出来上がった角質が毛穴を塞いで埋没毛を作ってしまいます。
毛抜きによる処理もまた同様です。
毛抜きは、無理やり毛を抜き取って処理する方法です。
この時、毛と同時に毛穴周辺の皮膚も抜き取っている可能性があります。
以降はカミソリ同様、持っていかれた皮膚が回復した結果、毛穴を塞いで埋没毛になります。
肌の乾燥・ターンオーバー
2つ目の原因は、肌の乾燥とターンオーバーです。
乾燥している肌質は硬く、新陳代謝もままならない状態です。
皮膚が硬いと皮膚そのものが引き締まって、毛穴を閉じてしまいます。
その結果、毛は出入り口を失って皮膚中で成長を行って埋没毛となってしまうのです。
また肌の乾燥は、ターンオーバーにも影響を及ぼします。
ターンオーバーとは、一定のサイクルで皮膚が新しくなる「皮膚の新陳代謝現象」です。
もし乾燥した状態でターンオーバーに乱れが生じたい場合、肌を守っている角質が硬くなっていつまでも皮膚に残り続け、分厚く硬い角質の層を築きます。
その結果、古い角質の層が毛穴を塞いで埋没毛を引き起こすのです。
傷を塞いだ時にできるかさぶた
3つ目の原因は、肌に傷を作ってしまった時にできるかさぶたで埋没毛になるケースです。
たとえば、T字カミソリで処理しているときに誤って肌を切りつけてしまったとします。
当然できた傷を治すためのかさぶたができあがって、少しずつ傷ついた旗が元の状態に戻っていきます。
しかしこの時できたかさぶたが、毛穴の上にできてしまえば毛の出口を塞いでしまいます。
その結果、埋没毛ができてしまうのです。
埋没毛ができやすい部位
ここでは埋没毛ができやすい部位をご紹介します。
頻繁に自己処理をする部位
まずは頻繁に自己処理を行う部位です。
毛を剃る、抜くなどの処理を頻繁に行っている部位の肌にかかっている負担は大きく埋没毛になりやすいです。
具体的には両脇やVライン、足の毛(ひざ周り)、眉毛、腕などが挙げられます。
男性であれば鼻下、フェイスライン、アゴ、アゴ下に生えている「ヒゲ」の処理で埋没毛になりやすいです。
太くて硬い毛が生えている部位
2つ目は、太くて硬い毛が生えている部位です。
具体的な部位は、主に両脇やVIOラインに生えている毛、男性であればすね毛やヒゲが挙げられます。
特にこれら毛が生えている部位を「自己処理する機会が多い部位」に含まれるので、埋没毛になりやすいです。
毛が生える方向にバラつきがある部位
3つ目は、毛が生える方向にバラつきがある部位です。
具体的な部位は主に、両脇やVライン、スネ毛などが挙げられます。
腕やフェイスラインに生えているムダ毛は、一方方向に沿って毛並みがそろっていますが、これら部位に生えている毛並みにはバラつきがあります。
これら毛を処理する時、カミソリを逆剃りしたり、深剃りと剃り方を変えながら行うので埋没毛になりやすいです。
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放置し続けた埋没毛で起きる2次トラブル
埋没毛を長く放置していても、ターンオーバーによって古い角質とともに押し出されて完治します。
しかしターンオーバーに異常が見られれば、埋没毛は治りにくく、長く放置していると炎症を引き起こします。
この炎症が広範囲に及んで状態が悪化すれば、毛穴に雑菌が侵入して「毛嚢炎」や色素沈着を起こして黒ずみを引き起こします。
このようなトラブルに見舞われた時は、皮膚科や通院中の脱毛クリニックにて適切な処置を施してもらいましょう。
自宅でできる応急処置は、埋没毛ができた部位に触れず、清潔に保つのが一番です。
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埋没毛の処置方法
ここではまだ炎症を起こしていない状態の埋没毛に見舞われた時の、処置方法をご紹介します。
保湿ケアで肌質を改善する
埋没毛ができる原因は、主に肌の乾燥です。
肌の乾燥を防ぐには、ローションや保湿クリーム、乳液などを肌に塗布して肌の新陳代謝を上げることです。
肌を保湿してあげることで、肌質が柔らかくなって埋没毛が自然治癒するまだに要する時間が短くなります。
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スクラブなどでピーリングを行う
2つ目は、スクラブなどを使用したピーリングケアで、肌表面の古い角質・垢を落としてあげる方法です。
スクラブには皮膚表面に残った古い角質を取り除く効果があり、ピーリングを行うことで角質を柔らかくできます。
角質を取り除くことで、ターンオーバーの促進にもなりますので、埋没毛が外に押し出されるまでの時間短縮にもなります
脱毛クリニックで脱毛する
3つ目は、脱毛クリニックで脱毛する方法です。
保湿ケアやピーリングを行いつつ、頻繁に自己処理をしてまた埋没毛を作ってしまってしまうのは処置する意味がありません。
ならば、埋没毛の原因になるムダ毛そのものを、処置するのが最も効果的です。
ただし他のケアに比べて費用が高額になるので、要検討してから脱毛を始めましょう。
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埋没毛にならないための予防策
ここでは埋没毛にならないための予防策を3つご紹介します。
自己処理・脱毛後は保湿ケアを欠かさない
埋没毛の原因である「乾燥」を防ぐために、自己処理や脱毛施術を受けた後は入念に保湿ケアをしてあげることです。
埋没毛は、毛の出口である毛穴が塞がることで起きる肌トラブルです。
その引き金になるのが、肌の乾燥です。
乾燥を防げば、埋没毛になるリスクは軽減されます。
また保湿ケアを行うことで、常に肌を清潔に保つことも可能です。
自己処理には電気シェーバーを用いる
2つ目は、自己処理の方法を見直すことです。
自己処理を行うときは、肌を傷つけない電気シェーバーを用いて処理するのがおすすめです。
電気シェーバーは直接肌に刃が触れないので、誤って肌を傷つけてしまう心配や肌を守る角質を削り取ってしまう心配もありません。
さらに毛そのものを深剃りすることもありません。
スクラブを用いたピーリングで角質ケア
3つ目は、スクラブなどを用いたピーリングで肌の角質ケアをしてあげることです。
ピーリングを行うことで、古い角質が取り除かれてターンオーバーが正常に機能します。
これで角質が何層にも及んで、毛穴を塞ぐ心配がなくなります。
ただしスクラブを使用したケアを頻繁に行うと、肌に大きな負担をかけるので注意が必要です。
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日々の肌ケアで埋没毛は予防できる!
埋没毛は、保湿ケアと自己処理のやり方、そして角質ケアで予防できます。
肌の状態が健康であれば、埋没毛はターンオーバーの働きによって古い角質とともに抜け落ちています。
しかしターンオーバーに異常が見られれば、治りは遅く、炎症を引き起こして毛嚢炎や化膿、色素沈着などの2次トラブルを引き起こしかねません。
埋没毛にならないためにも、自己処理を行った後は入念な保湿ケアを忘れずに行いましょう。