クローゼットはパンパンなのに、毎日着る服がない!と思っていませんか。服は食品のように賞味期限がないので、クローゼットの中に一度入ると自分で外に出さない限り永遠と居座り続けます。
クローゼットから服が溢れたら、収納用品を買ってくればいいや、と思っていたら少し危険。服が増えても、収納スペースや部屋が広がることは絶対にありえないですよね。
もう、パンパンのクローゼットからは卒業!お気に入りの服だけが入ったクローゼットは日々のコーディネートがラクになる上に、朝の身支度の時短にも繋がるなど、メリットがたくさんあるのです。
衣替えの前や新生活の前に着ていない服は手放して、風通しのよいスッキリとしたクローゼットを作ってみませんか。
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服を減らすメリット
実際に私も、200着あった服を50着まで減らした経験があります。(今現在はコロナで外出の機会が減ったことと、在宅ワークのためにさらに服が減っています)
以前の私は、クローゼットにはたくさん服があるのに今日着る服がないと思っていました。
パンパンのクローゼットをかき分け、あれでもない、これでもないと毎日コーディネートに頭を悩ませていたものです。
しかし実際、普段着ている服はそれほど多くないのです。カラダは一つしかないし、スタイリストさんのように日々のコーディネートを上手に考えて着まわす自信もない。
大量の服に嫌気が差した私は「今」着ている服だけを残し、残りは潔く処分しました。すると毎日の服選びが楽しく、ラクになったのです。服を少なくすることで様々なメリットを感じることができました。
①全てを把握できるようになった
物理的に数が減ったので、自分がどんな服を持っているのか明確になりました。実は、減らすまでは自分が何着持っているのかさえ、知りませんでしたからね。
人の管理能力には限界があるので、大量の服の全てを覚えておくことは難しいのです。日本には四季があるので、様々な種類の服を所有する必要があります。しかし、服が少なければ、衣替えも不要なのです。
②二度買いがなくなった
自分がどんな服を持っているのか把握できていないと、持っていることすら忘れて二度買いしてしまいます。
クローゼットの中に同じような服が何着かあるのは、服を管理できていない証拠です。
③コーディネートに迷わなくなった
少ない選択肢の中から選ぶので、コーディネートに迷いが無くなります。
アップル社元CEOの故スティーブジョブズ氏が毎日同じ服を着ていた(トップスは黒のタートルネック、ボトムスはデニム)のは、服を決断する無駄な労力をカットするためだと言われているのは有名な話ですよね。
人は1日に2万回の決断をすると言われています。毎朝コーディネートに頭を悩ませている人は、人生のリソースを無駄にしているとも言えるのですよ。
④お気に入りのクローゼットで毎日テンションが上がる
クローゼットの中がお気に入りの服だけだと、とても気持ちが良いものです。
お気に入りの服はお手入れしたり、きちんと収納したりと、人の行動さえも変えてしまうのです。
服を椅子やソファにバサッと掛けておく人と、ハンガーに掛けたり畳んだりしている人の差は、実は私生活の行動にも影響を及ぼすのです。
服を丁寧に扱えるようになると、暮らしの質もワンランクアップして感じることができます。
⑤自分の好きな服が分かるようになった
服を減らしていくと、自分の好みが見えてきます。
自分の好みが分かるようになると、服を買う時に、結局着ないことが分かっているので、衝動買いも抑えられます。
残った服を観察してみて下さい。あるブランドが多いことに気づきませんか。それがあなたの好きなブランドです。
自分の体形に合っていたり、好みのデザインが多いなど、自分の傾向が分かると、買い物の計画も立てやすくなります。
服を減らす方法
①明らかにゴミとなるものを捨てる
シミがついていたり、破れている服はすぐに判断ができますよね。
それらの服は修繕しても着たい服かどうか、一度考えてみましょう。
②着心地の悪いものを捨てる
着心地の悪い服を着るほど不快なものはありませんよね。
そういった服は、自然と着なくなっていくものです。
③洗濯表示を確認して、自宅で洗えないものは(普段着)捨てる
デイリーに着る洋服は出来るだけ家庭で洗濯できる素材を選びたいものです。
クリーニングに出す必要性がある洋服を積極的に着ようとは思わないですよね。
洗濯や手入れが簡単な洋服を選ばないと活用される機会は減っていきます。
④1年以内に着ていないものは捨てる
1年以内に着なかった服、今後1年は着る予定のない服は、ほぼ着る事はありません。
何かしら着ない理由が必ずあるのです。いつか着るかもしれないという時は来ないのです。
⑤痩せたら着ようと思っていた服を捨てる
ダイエットのモチベーションになるかもしれませんが、体重は戻っても体系が変わったり、年齢によって合う服が変化していくもの。
今後着ることはないでしょう。
そもそも痩せたらきっと、新しい服が欲しくなるはずですよ。
⑥捨てた後にもう一度買いたいか考えてみる
何かの天変地異で全ての服が無くなったと想像してみて下さい。
その服はもう一度買いたいほどのものですか。
⑦もう一度お店で選ぶ気持ちになる
捨てるにフォーカスすると、つらくなったり罪悪感を抱いてしまう人も。
そんな時は、自分が着たい服を「選ぶ」という思考に変えてみて。
着たい服に選ばれなかった時点で、今後着ない確率が高いのです。
捨てる服は寄付をして社会貢献できる
捨てる予定の服はゴミに出すだけでなく、寄付をして社会貢献することが可能です。
衣類などの寄付をおこなう方法は、以下の通りです。
寄付できる団体 | 寄付できる品物 | 寄付の方法 | 寄付された品物の使い道・特典(一例) |
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古着deワクチン | 衣類またはバッグ、靴、服飾雑貨 | 段ボールに詰めて郵送 |
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ユニクロ・GU | ユニクロ・GUの全商品 | 店舗のリサイクルボックスで回収 | 難民キャンプや災害支援などに活用 |
無印良品 | 無印良品の衣料品(下着、靴下を除く)、タオル、シーツ・カバー類 | 店舗に持っていくか郵送 |
※参加するとMUJI passport 1000マイル贈呈 |
H&M | 衣類やシーツ、ラグなどのホームテキスタイルなど(H&M以外も可) | 店舗のリサイクルボックスに入れる | 一袋の持ち込みにつき、3,000 円以上の買い物で使用できる500 円OFFのお買い物クーポンが貰える(一人一日最大二枚まで) |
ZARA | 全ての種類の衣類とテキスタイル(ZARA以外も可) | 梱包して店舗内の専用コンテナに入れる |
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その他、不要な衣類を回収している企業や団体はたくさんあるので、自分がよく利用しているブランドがそういった取り組みをしているのか、一度調べてみては。
減らした後に服を増やさない方法
①セールで服を買わない
本当に欲しかった服がセールで安くなっているのなら、買いです。
しかし、安いからという理由で買った服は、お得感を買っているだけなのです。
値段先行で買うと満足感が足りません。するとすぐに次の服が欲しくなります。
多少高くても、本当に欲しい服を少数買った方が、結局は気持ちも満足するし安上がりなのです。
②店舗に行かない
店は服を売るプロですから、商品を魅力的に見せて買わせようとします。
人は見るとどうしても欲しくなるので、必要な時以外は「見ない」ことです。
ネットショッピングでも同じです。
②シンプルなデザインと色を選ぶ
私のクローゼットは、白、黒、ベージュ、そしてシンプルなデザインのものが多いです。
どのトップスとボトムスを合わせても似合う状態だと、少ない枚数でも回すことができます。
奇抜なデザインや柄物などは、上下の組み合わせが限られます。(ワンピースなど、1点で着られるものは除く)
③オンオフで両用できる服を選ぶ
スーツで通勤する習慣が無ければ、仕事用、私服用などと分けずに両用できる服を選びます。
案外、足元やバッグ、小物などを変えるだけでオンオフ感が出るものなのです。
パンプスとスニーカーを変えるだけでも大分印象が違いますよね。
④「一着買ったら一着手放す」を徹底する
服を買っても手放さなければ、すぐにリバウンドしてパンパンクローゼットに元通り。
一着買ったら一着手放すを徹底します。
クローゼットをバージョンアップするつもりで入れ替えていきましょう。
服を減らせばクローゼットの管理が簡単で楽しくなる
私は服を減らしたことで、毎日の服選びが楽しく快適になりました。少ない服でも十分におしゃれはできるのです。
しかし、ただ枚数を減らすことだけにこだわると、上手くいきません。どんな服を残していきたいかを知ることが最大のポイントです。
現在、私が持っている衣類は、喪服、入学卒業用スーツ、コート類なども全て合わせて38着です。(スーツは上下で1、他は1アイテム1でカウント、若干変動あり)
- 入卒スーツ 1
- 喪服 1
- 夏トップス 7
- 冬トップス 5
- 夏ボトムス 1
- 冬ボトムス 2
- ボトムス オールシーズン 4
- カーディガン 4
- ワンピース 3
- パーカー 2
- ジャケット 4
- コート4
実際の私のクローゼットです。コート以外全てこちらに収納しています
着倒した衣類は潔く処分し、毎シーズン新しいものを数点追加で購入しています。それで買いたい欲も満たされています。管理も楽になりましたよ。
クローゼットを開けるだけでテンションが上がる!そんな洋服の持ち方をしてみませんか。