鏡で自分の顔を見ても、ほくろばかりに気になっては、憂鬱な気分になりますよね。
しかし、親に相談しても、「そのうち気にならなくなる」、「数えたらほくろが増える」など、話を聞いてくれないことも多いはずです。
そこで、この記事では、ほくろを除去するために親を説得する方法と、施術後の対応やリスクを紹介します。
ほくろのない肌を手に入れるため、施術の内容や保険適用などを説明し、親御さんを説得してみましょう。
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目次
未成年がほくろを除去する場合は親の同意が必要
未成年の方が、ほくろの除去を行うためには、親権者の同意書を用意しましょう。とくに、15歳以下の場合は、診療時に親権者の同伴が必要になります。
また、15歳以上の未成年の場合は、診療前に電話確認を行うことが多いです。基本的に、ほくろの除去は、患者の安全面を考慮して行われるのです。
なお、同意書は、ホームページからダウンロード可能なクリニックも多いので、事前に確認しましょう。
親に言わずに、ほくろを除去せずに、必ず診療前に承諾を得て、施術を行ってください。
ほくろ除去にどうしても親が納得してくれない場合の対処法
ほくろを取る場合、親の同意が必要不可欠です。以下に、親を説得する方法を紹介します。
ほくろ除去にかかる費用は高くない!お小遣いの範囲で施術が可能
ほくろ除去にかかる費用は、治療の方法や、ほくろの大きさなどで異なりますが、高額ではありません。
まず、ほくろ除去は、審美目的と治療目的に分かれます。前者は自由診療で、後者は保険治療に該当し、保険が適用されます。
治療代の目安は5,000円~20,000円程度で、ほくろの状態やクリニックによって値段が変わるので、事前の確認が必要です。
ほくろの除去の診療は、学生が払える額で受けられます。お小遣いを貯めて親への説得を試みましょう。
条件次第では保険適用になる!
ほくろ除去の多くは自由診療に該当しますが、条件次第で保険が適用され、費用を抑えて診療を受けられます。
例えば、まぶたの上に大きなほくろがあり、視界をさえぎる状態であった場合は、保険治療として扱われるでしょう。
また、ひげをそる時にほくろが引っかかり、出血しやすい状態も、保険適用の対象になります。
他には、悪性の疑いがあり、放置すると危険なほくろも同様です。自分のほくろが、生活に支をきたす場合は、保険適用の対象になります。
ほくろに悩んでいることを真剣に話す
ほくろを取りたい気持ちは本人にしかわかりません。そのため、自分が悩んでいることを真剣に話す必要があります。
そもそも他人のほくろを気にする人は少ないです。自分のほくろで悩んでいても、他人のほくろは気にならないはずです。
自分の悩みは人に伝わりにくいため、真剣に悩んでいることを話し合う必要があります。
ほくろ除去の費用や保険適用は親を説得するための理由になります。しかし、悩んでいる気持ちを正直に打ち明けるほうが大切です。
ほくろ除去で行われる2種類の方法
ほくろの除去には、「レーザー治療」と「手術治療」の二つに分けられます。以下に、2つの手法の特徴を紹介します。
レーザー治療
レーザーを照射し、ほくろを除去する方法です。この方法は、痛みを感じにくく、治療跡も残りにくいので、肌を傷つけずに済むでしょう。
この治療は、赤ちゃんでも受診が可能なので、肌が弱い人でも安心して受けられます。
治療費は5000円前後ですが、保険適用にならない場合が多いので、注意が必要です。
また、ほくろを根っこから除去は不可能です。時間の経過とともに、ほくろが出始めることもあります。
手術治療
手術でほくろを除去する場合は、レーザーよりも値段が高くなり、保険適用後で10,000円前後はかかります。
大きさが5ミリ以上あれば、手術治療を行うことが多いです。施術の内容は、麻酔をした後にメスで皮膚を切り、ほくろを切除します。
そのため、ほくろを除去した後に、縫合した後が残るかもしれません。施術後は腫れや内出血を起こしますが、1~2週間でおさまるでしょう。
その後、1週間~10日程経過して抜糸を行い、施術が完了します。手術でほくろの除去を行うので、再発も心配もありません。
ほくろ除去の後はキズパワーパッド?3つの理由を解説
ほくろを除去した後は、キズパワーパッドなどを貼り、保護しなければいけません。以下に、その理由を3つに分けて紹介します。
肌の擦れ(すれ)や紫外線の刺激から守る
肌は、服を脱ぎ着によって、摩擦の刺激を受けてしまいます。施術後の患部は繊細なので、触れない工夫が必要です。
また、表情を動かしても患部を痛めてしまいます。それどころか、空気に触れても細胞が反応を起こすので、外部の刺激を避けてください。
他にも、太陽光などの紫外線を浴びると、傷跡が残ることもあるので、顔のほくろを除去した後は、外に出るのも注意が必要です。
施術後の患部には、キズパワーパッドやばんそうこうなどで、外部の刺激から守り、治癒しやすい環境を作りましょう。
傷跡の盛り上がりを防ぐ
ほくろ除去をした後、そのまま放置すると、赤く傷跡が盛り上がってしまい、ほくろよりも目立つことがあります。
このような状態は、「肥厚性瘢痕(ひこうせいはんこん)」や「ケロイド」といい、炎症が引かない傷跡と考えてください。
肥厚性瘢痕やケロイドは、治療するのに数ヶ月~数年かかる場合もあります。傷跡が盛り上がると、ミミズばれした顔で過ごすことになるかもしれません。
そのため、ほくろ除去の手術後は、キズパワーパッドやばんそうこうなどで傷口を圧迫し、皮膚の盛り上がりを未然に防ぎましょう。
湿潤療法を用いて治癒する
湿潤療法は、キズパワーパッドやばんそうこうを使い、傷から出る滲出液を閉じ込め、かさぶたを作らずに傷を治療する方法です。
まずは、水道水で傷口についた汚れを洗い流しますが、消毒液や石けんを使う必要はありません。なぜなら、滲出液の働きが効率よくなり、傷口が修復しやすくなるからです。
この治療法は、痛みが少ないうえに傷の治りも早く、さらに傷跡が残りにくくなるなど、多くのメリットがあります。
とくに、ほくろ除去は顔の施術が多いので、傷跡が残りにくい湿潤療法を用いて、肌を回復させましょう。
キズパワーパッドやばんそうこうの貼る期間や紫外線のケアは?
以下に、ほくろ除去後の、キズパワーパッドやばんそうこうを貼る期間や、その後のケアについて記載します。
貼る期間は2週間前後が目安!紫外線のケアも大切
まずは、2週間前後を目安に貼り続けましょう。傷口の治癒にかかる期間は、人それぞれ異なりますが、傷を上皮で覆われるまでは必要です。
また、1~3日に1回の貼りかえを推奨しますが、はがれないのであれば、そのまま貼り続けてください。
傷口が上皮で覆われた後は、紫外線のケアを行いましょう。もし、対策をしないままだと、肌が色素沈着してしまい、ほくろの跡が目立ちます。
そこで、日焼け止めやUVカットのテープを貼ると、紫外線対策が可能になります。さらに、外出時は日傘や帽子も欠かせません。
ほくろ除去で起こりうる失敗例
以下に、ほくろの除去の失敗例やリスクを紹介します。
施術後に赤みや黒ずみが残る
ほくろ除去を行うと、治療の過程で赤みが出ますが、約1~2か月たつと、自然と肌の色に変わっていきます。
とくに、肌の色が白い人は、2か月以上たっても赤みが残ることもあります。また、6か月以上赤みが目立つ場合は、病院で診察してもらいましょう。
他には、レーザーの刺激で色素沈着が起きて黒ずみが出て、ほくろよりも大きくなることもあります。
その際は、皮膚科を受診して色素沈着の治療が必要です。薬の服用やレーザー治療などで、黒ずんだ部分をきれいにしましょう。
ほくろが再発する
施術の際に、ほくろ細胞を完全に除去できず、皮膚の奥に残ってしまうと、ほくろが再発する恐れがあります。
他にも、患部に紫外線を浴び、治療前の状態に戻る可能性も高くなります。施術直後の肌は、紫外線に敏感な状態なので、注意しましょう。
切除によりほくろよりも大きな傷跡が残る
医師の技術力が不足していて、縫合を失敗してしまうと、ほくろよりも大きな傷跡が残ってしまいます。
その場合は、ほくろを除去した傷跡を切開します。しかし、より高度な施術が求められるので、信頼できる病院で治療を行いましょう。
また、人によっては、傷が治癒しにくい体質の場合もあるので、医師の技術不足がすべての原因でないことも覚えておきましょう。
ほくろ除去は親の同意書が必要!費用やリスクの説明も行う
ほくろ除去には、親権者の同意書が必要になります。その際に、施術にかかる費用やリスクの説明も重要です。
とくに、15歳未満の方は、保護者の同伴が必要になるので、診療を受けるには親御さんの協力が欠かせません。
まずは、ほくろで悩んでいることを相談してください。そして、診療の内容を具体的に説明し、施術に同意してもらいましょう。