ピアスをつけたくても親が反対して困っている方は多いです。とくに高校生や大学生は、ピアスに魅力を感じやすい年頃です。
それでも、「親からもらった体を傷つけるな」「親の気持ちを考えたことがあるのか」など、保護者の多くは反対してしまいます。
たしかに、ピアスの穴を開けることはリスクもあるので、反対することが間違っているわけではありません。
そこで、この記事では、ピアスに反対する親を説得する方法と親が反対する理由、さらにピアスの開け方や穴の隠し方を紹介します。
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目次
親を説得する方法は?
親は説得する方法は、納得するまで話し合うしかありません。どうしてもピアスをつけたいのであれば、校則違反をしない前提の元、自己責任でピアス穴を開けましょう。
基本的にピアスをつけるのは、ファッション以外の理由はありませんよね。そのため、もっともな理由で、親を説得するのは難しいです。
親がピアスに反対する理由は?
以下に、親がピアスの穴を開けるのに、反対する理由を紹介します。
子供の体は親からもらったもの!
子どもの体は、親からもらったものですから、勝手な判断で傷をつけるのはいけないと思います。
髪型やメイクならまだしも、ピアスは皮膚に穴を開ける行為ですから。学生のうちは、きれいな肌でいて欲しいですね。
子供のうちは、親に面倒をみてもらっているので、ある程度は我慢することも覚えておかないと。
なにより、人の気持ちを考えられない子供にはなってほしくないです。親の悲しい思いを理解できるといいのですが。(40代主婦)
ピアス=育ちが悪い?
子どものころから、ピアスをつけてチャラチャラしていると、悪い子供たちと遊ぶようになるのが不安です。
学校の授業や塾の勉強がおろそかになっては、子供の将来が心配になります。ファッションは大人になってから楽しんでほしいです。
他にも、ピアスで大人からの印象も悪くなります。人間は見た目で判断されるのが心配です。
それに育ちがよく、勉強を頑張っている子は、ピアスをつけていないことが多いです。自分の子も、学業や部活に打ち込んで欲しいですね。(50代主婦)
イヤリングではダメなの?
ピアスを付けないでも、イヤリングをつければいいのに。子供のうちは、無理にピアスの穴を開けないでいいと思います。
アクセサリーは他にもあるし、ネックレスや髪飾りで可愛くなれますよ。学校でメイクしてる子もいるし、ピアスがなくても問題はないはずです。
子供の時は大人のマネをしたくなるので、ある程度はしょうがないと思います。ですが、ピアスはつけないでほしいです。
親からもらった体だから、とは言いませんが、子供の責任は親の責任でもあります。学生のうちは、ピアスをつけないでもいいんじゃないかな。(30代主婦)
親は子どものピアスに反対してしまうもの
親の立場だと、子供のピアスには反対してしまうのです。ピアスをつけるのに正当な理由がないのと同じく、反対する理由にも正当な理由はありません。
どうしてもピアスをつけたいのであれば、テストの点や成績を上げて約束をしてもらうなど、お互いが納得するように話し合いましょう。
ただし、親の気持ちや学校生活、受験などを考慮した上で決めてください。ピアスの穴を開けるのは、親の責任でなく、自分の責任になります。
自分でピアス穴を開ける方法
ピアスの穴を開けるときは、市販のピアッサーを使います。値段は1000円前後で販売されており、かんたんに穴を開けることができます。
ピアッサーを使うと、ゴムで弾かれたような痛みを感じます。激痛を感じることはないので、高校生でも手軽に扱えるでしょう。
注意点は、一つのピアッサーを使い回さないことです。ピアス穴一つにつき、ピアッサーを一つ使用してください。
人によっては、安全ピンなどで穴を開ける人もいますが、不衛生な場合も多いので、使用は避けましょう。
自分でピアスの穴を開ける4つの注意点!
ピアスの穴は自分で開けられますが、以下のような、4つの注意点が存在します。
ピアスホールの破損による皮膚の断裂
皮膚の端っこに穴を開けてしまうと、ピアスの重みや太さで裂けることがあります。
ピアッサーを使う際は、皮膚の際から5mm以上離れた位置に、穴を開けなければいけません。
ピアスの穴が小さい場合は、徐々に太さを拡げるので、好みのピアスをつける前に、太さの確認が必要です。
他には、暑さや寒さにも注意してください。サウナはやけどを負いやすく、スキーの寒さで凍傷になる可能性もあります。
ピアスホールのしこりができる
ピアスホールは、穴周辺の皮膚が硬くなって盛り上がることで、しこりが出来ることがあります。
このしこりは、人間の自然治癒力の働きによるもので、体に侵入してきた異物を排除するために、細胞が増殖しているのです。
他には、大きなしこりが球状になることもあります。この現象は、ピアスの形や重さが合っていないことが原因です。
また、体質的な問題で起こる可能性もあるので、しこりが大きすぎる場合は、病院で診察してもらいましょう。
金属アレルギーを発症する
金属アレルギーは、体液に触れると溶けやすい金属に、体が過剰に反応する体質です。
人によっては、皮膚が腫れあがることもあるので、事前にパッチテストを行い、自分のアレルギー反応を確かめる必要があります。
とくに、ピアスやアクセサリーに多く使われる、ニッケルとクロムなどの素材で、アレルギーを起こす人が多いのです。
その場合は、チタンや純金などのピアスを使用した、アレルギー反応を起こしにくい金属を選んでください。
細菌に感染する
細菌に感染すると、皮膚が炎症を起こし、膿が出ることもあります。そのため、ピアスホールの汚れに注意し、十分なケアを行いましょう。
とくに、ピアスの穴を開けた時は、細菌に感染しやすい無防備な状態なので、衛生管理が必用になります。
また、ファーストピアスの時に限らず、数年経過した後でも感染することもあるので、ピアスの穴は清潔な状態が理想です。
とくに、免疫力が低下する体調不良の時は危険です。ピアスの汚れを放置して使ったり、太いポストを、ピアス穴に無理やり押し込むのは避けましょう。
親も安心!病院でピアス穴を開ける
親を説得できるのであれば、病院でピアスの穴を開けると安全です。その際に、同意書が必要なので、親御さんに書いてもらいましょう。
ただし、保険が適用されません。両耳ひとつずつの穴で5000~10000円の費用がかかるので、注意が必要です。
また、施術後のアフターケアや、消毒などの適切な処置が受けられます。さらに、施術後の痛みを抑えるため、冷却措置も用意されている病院が多いです。
ピアスの穴開けは体を傷つける行為なので、親御さんを安心させたいのであれば、病院の診療を検討しましょう。
ピアスの穴を隠す方法
以下に、ピアスの穴を隠す方法を紹介します。
髪の毛で隠す
髪を伸ばすことでピアスの穴を隠すことができます。女性はセミロングほどの長さがあれば、耳にかかっていても違和感はなくなります。
ただし、髪を伸ばしすぎて顔にかかると、印象が暗くなる点に注意しましょう。面接時などは、ゴムやピンを使うと、好印象を与えられます。
透明のピアスをする
透明のピアスをつけるのもおすすめです。人と少し離れただけで、相手からの違和感がなくなります。
ファーストピアスでも、透明のものを選べます。学校などで、ピアス穴を目立たせたくない人は、透明なピアスで隠しましょう。
しかし、鼻の形などで隠せない場合もありますので、ばんそうこうやファンデーションと一緒に使うと、穴が目立ちにくくなります。
ばんそうこうやファンデーションテープで隠す
ばんそうこうや医療用のファンデーションテープを使用すると、違和感なくピアスの穴を隠せます。
その際に、肌の色に近いものを選びましょう。肌の色と違いがありすぎると、逆に目立ってしまうので注意が必要です。
とくに、顔に貼る場合は、ファンデーションテープを小さく切って、肌になじみやすくしましょう。
メイクで隠す
ファンデーションなどのメイク道具で、ピアスの穴は隠せます。女性は普段使っているものでかまいません。
小さい穴はファンデーションで十分ですが、大きな穴の場合は、コンシーラを埋め込んで、上からファンデーションを塗れば隠せます。
また、化粧品が付着しても、大きな問題は起きませんが、なるべく清潔なものを使ってピアス穴を隠しましょう。
そのため、メイク道具は清潔に保管し、手を洗ってからメイクを行う必要があります。そして、隠した箇所が不自然に見えないように、周囲の肌となじませます。
ピアスは進学に影響する?
ピアスが校則で禁止されている場合は、内申書に悪影響です。推薦入試を受けたい生徒は、無理にピアスをつけません。
反対に、自由な校風な学校であれば、大きな問題にはなりませんが、面接は学校外の人から評価を受けるものです。
なにより、面接は普段の生活を判断する試験です。ピアスをつけるのは個人の自由ですが、面接官からの印象を下げる恐れもあります。
個人のファッションやポリシーは、面接の場では通用しません。人は見た目から判断されることを覚えておきましょう。
ピアスで親は説得しにくい!穴をあける場合は個人の責任
子供がピアスの穴を開ける提案に、親は反対しやすいものです。校則だけでなく、進学や就職にも悪い影響を与えると考えてしまいます。
それでも、ピアスをつけたいのであれば、自己責任で穴を開けるしかありません。もちろん、反対を押し切る覚悟は必要です。
自分で開ける際は、皮膚の断裂やアレルギーなどに注意しましょう。他には、細菌に感染する可能性もあります。
ピアスの穴を開けるのは、自分の体を傷つける行為なので、リスクを理解した上で行ってください。