脇脱毛とワキガの関係について解説!気になるニオイは脱毛で解決する?

脇脱毛とワキガの関係

脱毛の手入れを解消する「脇脱毛」ですが、同時にワキガに効果もあると聞いたことがありませんか。

実際に、脇脱毛をすることで臭いが減った人もいて、ワキガに対する治療に繋がるのではと気になる人も多いはず。

そこで本記事では、ワキガの原因や脇脱毛の効果、さらにワキガで悩んで、脱毛を受けづらいと感じている場合の対処法をご紹介します。

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ワキガとは?症状から原因までを解説

まずは、ワキガが起こるのかを知り、脱毛との関連性を調べてみましょう。

そもそも「ワキガ」とは俗称であり、「腋臭症」が正式の名称になります。

また、ウイルスや菌などを原因とした病気ではなく、遺伝的な要因で汗の臭いが強くなりやすいことから、ワキガは生まれ持った体質なのです。

人のかく汗には2種類あり、臭いが少ない汗と、臭いが強い汗に分かれます。

1つはエクリン腺から分泌するサラサラとした汗と、もう1つはアポクリン腺から出るベタベタとした汗です。

エクリン腺から出る汗は水分をたっぷり含んでいるのに対し、アポクリン腺から出る汗はたんぱく質や脂質が混ざっています。

これらの、たんぱく質や脂質が悪臭が原因で、臭いを含んだ汗が分泌されます。

とくに肉料理を食べる頻度が多い方は汗に臭いが強くなり、さらに脂質が体内に蓄積しやすいです。

この脂質がアポクリン腺を通過することで、体外に排出される時に、悪臭の原因になってしまいます。

また、生活習慣が原因で、後天的にワキガになってしまうという人も少なくありません。

脇脱毛はワキガに効果がある?

実は、脇脱毛を行うとワキガに影響がある事例も存在し、臭いが弱くなったとの報告もされています。
それでは以下に、脇脱毛をすることで汗の臭いが弱くなった理由を、3つに分けてご紹介します。

①アポクリン腺の機能が弱まったから

1つ目は、アポクリン線からの汗の量が減ったことで、臭いを抑えることに繋がったからです。

そもそも、脱毛の施術はレーザーで毛穴にダメージを与えて、毛根から毛を生やさないようにするものです。

このレーザー照射により、アポクリン腺の機能が弱まり、脇の臭いが弱くなったことが考えられます。

脱毛に使うレーザーによる熱で汗腺の機能も弱まり、結果として汗の分泌が抑えられたというわけです。

②菌の繁殖を防いだから

2つ目は、脱毛によって毛の量が減り、脇の環境が衛生的になった可能性が考えられます。

もともと、脇には毛があって湿気がたまりやすいく、人間の身体の中でも蒸れやすい部位に当たります。

そして、湿気が溜まることで、脇についている常在菌の繁殖が活発になるというわけです。

つまり、脇脱毛によって菌が繁殖しにくくなり、毛が多い環境そのものがなくなったことで、臭いを抑圧できたのでしょう。

③脇毛の処理する必要がなくなったから

最後の3つ目は、普段の脱毛処理でカミソリなどを使用しなくなったことが、ワキガのン臭いを抑えたことです。

どうしても、カミソリやシェーバーを使って脇の毛を剃ると、肌を傷つけることは避けられません。

そして、除毛時にカミソリによってできた傷口に、菌が侵入することで、アポクリン腺が刺激されてしまいます。

なので、脱毛をすることで、カミソリなど刺激がなくなったことが、ワキガに効果があった可能性もあります。

脇脱毛でワキガを治そうとしてはいけない

上記のように、脇脱毛によってワキガが治ったとの声もありましたが、あくまで少数派の意見であると考えましょう。

なぜなら、ワキガが治ったケースは一例で、脱毛によってワキガは治らなかった人が多数派です。

そもそも、人の肌には菌が付着しており、これらの常在菌を完全になくすことはできません。

どれだけ、脇の環境を清潔にしていても、ワキガの根本的な解決にはならず、ましてや脱毛すれば治ることは難しいでしょう。

やはり、ワキガを治療には、美容クリニックで診察してもらったほうが、治癒にも繋がります。

それだけではなく、普段の食習慣を改善し、運動習慣を取り入れることも、臭いを抑えられます。

脇脱毛でワキガが悪化する?

脇脱毛をすることで、ワキガの臭いがおさまったケースも存在しますが、反対に、臭いが強くなったしまった方もいらっしゃいます。

しかし、人のアポクリン腺の数はもともと決まっているので、脇脱毛によってワキガの急速な悪化はしません。

その原因としては、脱毛を行った時期により、臭いが強くなってしまったからだと考えられます。

夏に脱毛を行い、汗が出やすくなったことで、汗のにおいに敏感になり、臭いを強めたと推測します。

反対に、冬に脱毛を行った場合は、厚着をすることによって脇に湿気がこもりやすくなり、脇の臭いを強く感じてしまったのでしょう。

以下に、脇脱毛をした後の臭いを抑える方法を、2つほど紹介させていただきます。

毛穴の汚れを落とす

1つ目は毛穴をきれいにして、悪臭になる脇の環境の改善を行うことです。

なぜなら、脱毛後の肌は毛穴がむき出しの状態なので、毛穴が汚れることで悪臭の原因になってしまいます。

そこで、臭いを抑えるため、脇に蒸しタオルを当ててみてください。

顔に蒸しタオルをあてることで毛穴が開く原理と同じで、まずは脇の毛穴を広げてみましょう。

次に、ボディソープや石鹸などを泡立て、脇にやさしく塗り込みますが、ゴシゴシとこするように洗わないように注意しましょう。

過度に洗うことで、肌が傷付ついて、臭いの原因になりかねません。

また、ボディソープや石鹸だけでなく、メイク落としのクレンジング剤を使うことをおススメします。

その理由は、クレンジング剤には皮脂を落とす成分が含まれており、脇の臭いの原因となる皮脂を落としてくれるからです。

ワキガ専用のクリームを塗る2

2つ目は、市販のワキガ専用クリームを塗り込む方法です。

ワキガには、アポクリン腺の機能を弱める成分を含んだものを使うことをおススメします。

中でも、「イソプロピルメチルフェノール」は高い殺菌作用を保つ成分で、皮膚の常在菌数を減らすことができます。

第一に、ワキガの臭いには予防が必要不可欠なので、肌にやさしい商品を選んで、できるだけ臭いを抑えるようにしましょう。

脱毛するとワキガが悪化するというのは本当?
脱毛によってワキガが悪化したと感じる方もいますが、アポクリン腺の数はもともと決まっているため、ワキガが急にひどくなることはありません。
ですが、悪化したように感じてしまう原因はいくつかあるので、それに適したケアが必要です。

脇の汗に不安になってしまう場合

脇脱毛によって毛がなくなると、汗が肌から流れることを感じやすくなります。

そこで、汗が出たことにより臭いに対する不安が大きくなって、汗の量が増えてしまうことも考えられます。

実は、精神不安によって汗をかくこともあり、「精神的発汗」と呼ばれる症状になり、汗をかいてしまうことも多いです。

まずは、汗のケアをしっかりと行い、不安を感じる要素を減らして、ストレスを溜めない
こと重要になります。

どうしても、自分のかく汗で不安になってしまう方は、上記2つの方法を行い、リラックスさせることをおススメします。

ワキガが原因で脱毛を受けられない方へ

「自分がワキガで、脱毛の施術を受けに行けない…」、そんな悩みを抱えている人も多いのではないでしょうか。

そんな方たちは、脱毛クリニックのスタッフが、患者に対してどう思っているのかを知ることで、安心して脱毛を受けられるでしょう。

そもそもスタッフは患者さんを気にしていない

脱毛クリニックには、さまざまな悩みを抱えた方達が来院されるので、ワキガの臭いを気にする人は少ないです。

それに、数多くのお客さまを対応していると、わざわざ気にしている暇もないほど、忙しく働くことになります。

こちらの一方的な思い込みで、脱毛クリニックに通ことを避けることは、とても損をしていると考えたほうがいいでしょう。

日本人の10%はワキガの体質を持っている

さらに、日本人の10%はワキガの体質なので、けっして珍しくないことだと知っておくと、気が楽になります。

そして、ワキガの体質である場合でも、来院前の事前処理を行うことで、清潔な状態で脱毛を行うことが可能です。

まずは、脇のムダ毛をカミソリや、電気シェーバーなどで処理し、汗をかいたらすぐに拭きます。

そうすることで、脇の下が蒸れることを防げるので、臭いが強くなることを避けることができるので安心です。

また、脱毛前に脇に制汗剤を使用してはいけないことを、事前に確認して脱毛を行いましょう。

脇脱毛とワキガの関連性は、あってないようなもの

脇の臭いを感じるのは、毛が多いことや、蒸れやすい環境で菌が増えることが原因です。

脇脱毛でワキガが治ることはありませんが、臭いが改善されたケースも存在することは確かです。

一方で、時期によっては、脇脱毛を行うことで臭いが強くなる可能性も少なくありません。

しかし、基本的な考え方としては、脇脱毛とワキガの治療は別であると考えたほうがいいでしょう。

また、ワキガで悩んでいる方も、タオルや専用のクリームを使うなど、事前に準備をすれば安心して脱毛を行えます。