ほくろから生えている毛は脱毛できる?やけどや強い痛みのリスクがある?

ほくろと脱毛の関係

あなたの体に、ほくろはいくつありますか?

お顔やワキ、お腹などほくろは体のどこにでもできます。

あまり目立つところにできてしまうと、気になってしまいますよね。

そんなほくろが、まさか脱毛に関係しているとは想像もしていなかった人もいるのではないでしょうか。

平らなほくろやボコっと盛り上がったほくろなど、ほくろの状態は様々です。

どんなほくろだと脱毛に影響があるのでしょうか?また、その影響とはどのようなものなのでしょうか?

ほくろと脱毛に関わる疑問を徹底解明していきましょう。

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ほくろがあっても脱毛はできる?

まず気になるのは、大小どのようなほくろでも脱毛施術を受けることはできるのかという点です。

大手の脱毛サロン・医療クリニックに確認したところ、問題なく脱毛できると回答しています。

ですが、脱毛施術はできても、ほくろがある部分に関しては一筋縄ではいきません。

脱毛施術はほくろの大きさに関係して施術に支障が出るのでしょうか?ほくろとは、そもそも何なのでしょうか?

そんな疑問から解明していきましょう。

ほくろってそもそも何?

生まれつきあるものや、大人になってから徐々に浮かび上がってくるほくろ、大きさや形など様々です。

ほくろは正式名称を母斑細胞母斑と呼び、腫瘍のように膨れて盛り上がるものもありますが、大概は色素細胞が集まったもので悪性のガンではありません。

大きさや形、色が急激に変化していくものの中には、悪性黒色腫(皮膚ガン)である可能性があり、早期発見と手術が必要とされています。

ほくろが作られる要因として、ほくろができやすい体質であったり、紫外線などの外部刺激を強く受けたりすることがあげられます。

しかし、脱毛という刺激でほくろが作られることはありませんので、安心してください。

ほくろ部分にも毛穴は存在しており、稀にほくろから毛が生えてくることがあります。

ほくろ部分はメラニン色素が多い部分でもある為、そこから生える毛は濃くて太い剛毛であることが多いです。

ほくろは皮膚ガンの可能性があると知れ渡ってからは、ほくろから生えている毛を抜くとガンになるなどの迷信が広まりました。

ほくろがあっても脱毛は可能!ただしリスクはある

ほくろは色素細胞が集まってできています。

平たいものも盛り上がった形のものも、どちらであっても脱毛施術自体は問題なく行えます。

しかし、ある程度の大きさや色の濃いほくろ部分は、保護シールで光やレーザーの照射から守らなくてはならない為、ほくろから生えている毛に対しては施術を行えません。

これは、ほくろがメラニン色素の塊だからです。

多くの脱毛方法は、メラニン色素に反応する光やレーザーを照射し、脱毛させます。

メラニン色素の塊であるほくろに対して照射した場合、毛根ではなくほくろの方に強く反応してしまい、うまく脱毛効果を与えることができません。

また、ほくろ自体にも火傷や水ぶくれなどのリスクを負わせることになり、どんなにお願いしても施術してもらえることはできないでしょう。

ほくろの周りから生えている毛を脱毛するポイント・注意点

体毛の濃い薄いに関わらず、ほくろの周りにもムダ毛が生えています。

平らなほくろであれば、自己処理も楽ですが、盛り上がったほくろだと、ほくろを傷つけてしまう為にその周辺のムダ毛も剃ることができなくなってしまいますね。

ほくろの周りから生えているムダ毛は、どうやって脱毛すべきなのでしょうか?

どうにかほくろとその周辺のお肌を傷つけず、綺麗に脱毛する術があれば一番ですね。

ほくろの周りのムダ毛を脱毛する為に、気を付けたいポイントや注意点をまとめました。

ほくろの周りは脱毛効果が薄い

ほくろはメラニン色素の塊であることから、脱毛施術ではほくろ部分は除外されてしまいます。

除外する方法として、ほくろを覆い隠す大きさの保護シールを張ることで、施術の光やレーザーから守られます。

その為、ほくろの周り1~2cm程度の範囲の脱毛効果が薄れてしまいます。

ほくろに施術できなくても、その周辺にはきっちりと施術を行い、脱毛効果を出してほしいものですが、あまりギリギリまで施術を行ってしまうと、ほくろに照射してしまう可能性があって危険な為、大きく避けるしかありません。

毛を抜いたら脱毛効果はゼロになってしまう

ほくろの周りの脱毛効果が落ちるとなると、自己処理をするのさえも面倒になります。

だからといって、毛抜きでムダ毛を抜いてはいけません。

毛抜きでムダ毛を抜いてしまったら、せっかくの脱毛施術の効果が本当にゼロになってしまいます。

脱毛施術は、お肌表面に飛び出しているムダ毛を目印にして、その毛根へと光やレーザーの力を伝えます。

ムダ毛を毛抜きで抜いてしまうと、脱毛効果を伝達するものが無くなり、ただ熱い照射を浴びるだけになってしまいます。

脱毛効果は低下しても、全く無意味というわけではありません。

毛抜きでムダ毛を抜いてしまう方が、脱毛効果を本当にゼロにしてしまうもったいない行為です。

ほくろから生えている毛を脱毛するポイント・注意点

ほくろがあると脱毛がうまくいかなくなりそうですね。

ほくろに保護シールを張られてしまうことで、その周りにまで脱毛効果低下の影響を受けてしまいます。

残念ながら、これを回避する方法は今のところありません。

では、ほくろ自体はどうなるのでしょうか?

ほくろの周りにもムダ毛は生えますが、稀にほくろ部分からもムダ毛が生えてくることがあります。

このムダ毛はやはり脱毛施術されず、脱毛効果も得られないのでしょうか?

ほくろ部分に生えたムダ毛を脱毛するには、次の方法を試してみましょう。

ほくろのセルフ脱毛には小型のハサミが最適

セルフ脱毛ならば、ほくろの有無は関係ありません。気の済むまでとことん綺麗に脱毛することができます。

ほくろ部分から生えるムダ毛に対して有効なセルフ脱毛は、小型のハサミか電気シェーバーやヒートカッターがおすすめです。

どうして小型のハサミなの?と不思議に思う人もいるかもしれませんが、平らなほくろの場合は何もないお肌と同じく、電気シェーバーやヒートカッターが良いでしょう。

使い勝手も良いし、お肌を傷つけにくいです。

しかし、盛り上がったほくろにはどうでしょうか。

凹凸部分に刃や熱線が引っかかって、傷や火傷の危険があります。そうならない為には、小型のハサミが最適なのです。

ほくろから生えているムダ毛を摘み、ピンと伸ばした状態で根元を切り落とします。すると綺麗にカットすることができます。

誤ってハサミの先端でお肌を突きささないようにするには、先端が丸くなっているハサミを使うといいですよ。

ほくろを除去してから脱毛する

一番良い方法は、ほくろを除去してから脱毛に望むことです。

問題であるほくろさえ無くなれば、他の部位と同じく保護シール無しできっちり脱毛施術を受けることができます。

ほくろの除去は、平らなものでも盛り上がったものでも皮膚科や美容クリニックで行っています。

主なやり方としては、小さいものはレーザーで焼き、徐々に薄くしていくという方法がとられます。

盛り上がっているようなほくろは、表面に出ている大きさと同じだけ皮膚の下にも存在しているので、電気メスを使った手術が選ばれることが多いようです。

麻酔をかけての手術になる為、手術中の痛みはありません。

麻酔が切れた後になって、傷口がじんわりと痛み出すことはありますが、そこまでの激痛というものではなく、チリチリとした痛みが続く程度です。

痛みが出やすいという人は、あらかじめ医師に相談しておけば、痛み止めなどの薬を処方してもらえます。

ほくろ部分の脱毛でチェックされるポイント

ほくろの無い人がいたら羨ましいですね。脱毛する時に障害になるものが一切無いということですから。

しかし、ほくろの無い人なんていないのではないでしょうか。大小濃淡様々なほくろは、女性の悩みであり、チャームポイントでもあります。

ほくろがあることで脱毛施術を制限される場合がありますが、施術の前にはさらに慎重に確認される内容があることを知っていますか?施術するスタッフさんによっては、ひと言告げる人もいれば、何も言わずに確認していることもある内容です。

一体どのようなことを確認しているのでしょうか。

ほくろに炎症や膿は出ていないか?

ほくろは色が濃くなるほどお肌状態がチェックしにくくなります。

例えばひっかき傷をつくってしまい、そこがカサブタになっていても、色の濃いほくろの上だとほくろなのかカサブタなのかわかりづらいですね。

盛り上がったほくろだと、ニキビが隣接してできてしまっても見つけづらく、お客様からの自己申告がないと気づかれないこともあります。

ほくろ部分のお肌チェックは、何もないお肌部分よりも入念にチェックされます。

見ただけではわかりづらい為、触って確認することもあるようです。

色の濃さによって出力を下げられる

基本的にほくろを避けて脱毛施術が行われます。

避けようのない部分にあるほくろには、照射の影響を受けないように保護シールを張るなどの対策がとられます。

しかし、それでも対応として不十分だと判断されると、マシンの出力を下げられてしまうかもしれません。

ほくろの保護にシールを使っていますが、ほくろの大きさによっては全てをカバーしきれないからという理由もあるようです。

ほくろは火傷リスクが非常に高いことから、出力を下げる措置がとられます。

それでも危ないかもしれないと判断されると、基準よりもほくろを大きく避けて施術することになるでしょう。

ほくろと相性の良い脱毛方法とは?

ほくろがあると脱毛はやや難易度があがりますが、全くできないというわけではありませんでしたね。

しかしその方法は、セルフ脱毛のみです。できれば、お店で効果の高い脱毛施術を受けることができたなら、どんなに良いか。

実は、ほくろの周りもほくろ部分にも、脱毛施術を施すことができるお店があります。

ほくろがあることで、その部分への脱毛施術を諦めていた人達には朗報ですね。

早速、どこのお店が脱毛施術を行ってくれるのか、見ていきましょう。

メラニン色素なんて関係ない!SHR脱毛の脱毛サロンならスムーズに施術が可能

SHR脱毛

引用:LACOCO公式サイト

ストラッシュとラココが行う脱毛施術は、メラニン色素に反応しないSHR脱毛。

この脱毛方法は、バルジ領域と呼ばれる発毛を促す司令塔を破壊してムダ毛を生えさせなくします。

この脱毛方法なら、メラニン色素の塊であるほくろもその周りも綺麗に脱毛することが可能です。

ストラッシュとラココどちらの公式ホームページ上にも、ほくろにも施術可能と明記してあり、施術してもらえないかもしれないと心配する必要はないようですね。

残念ながら、SHR脱毛をとりいれているお店は少なく、ストラッシュとラココ以外には個人店などを探すほかありません。

お店はたった2つしかありませんでしたが、ストラッシュは全国36店舗、ラココは全国61店舗もの店舗数があります。

合計97店舗もお店があれば、お店がないと困ることはなさそうですね。

効果の高い医療クリニックのニードル脱毛

針脱毛

引用:北山武田病院公式サイト

メラニン色素に反応しない脱毛方法に昔ながらのニードル脱毛があります。この脱毛方法は、毛穴に極細の針を入れ、そこへ微弱な電気を流すことで毛根を破壊し、脱毛させます。

この脱毛方法の良い点は、ムダ毛1本1本を確実に脱毛させられることと、どのようなほくろであっても施術可能ということです。

ニードル脱毛は、料金が1本いくらという本数制になっており、光やレーザーを使用したその他の脱毛方法よりも料金が高い傾向にあります。

手作業で施術を行うことからわかるように、施術時間も長く、1回の施術で全身すべてを脱毛することは難しいでしょう。

脱毛完了までにも時間がかかるので、ほくろがある部位のみをニードル脱毛するという方法がいいかもしれません。

脱毛はほくろ自体にどんな影響がある?

ほくろがあっても、脱毛方法次第ではお店で施術可能とわかって安心できたのではないでしょうか。

これで心置きなく脱毛に励めますね、と言いたいところですが、まだ心配なことがあります。

それは、ほくろ自体への影響です。

ほくろを避ければ脱毛施術が可能でしたが、その状態でほくろに悪い影響は出ないのでしょうか?

メラニン色素に反応する脱毛施術であった場合、ほくろに保護シールを張っていても影響があるとしたら怖いですね。

脱毛施術をすることで、ほくろにはどのような影響が現れるのか、疑問を見ていきましょう。

脱毛をするとほくろの色が薄くなる?

副作用としては嬉しいと思う人もいるかもしれませんね。

脱毛施術によって、ほくろの色が薄くなるという現象が起きるようです。

脱毛サロンでも医療クリニックでも、レーザーによる脱毛を行っているお店では、そのレーザー照射によってほくろの色素が運良く壊されることがあります。

医療用レーザーは、ほくろやシミの除去にも使用されることから想像するとおり、脱毛施術のレーザーがほくろの色素に影響を与えることがあるようです。

しかし、脱毛施術はあくまでも毛根を破壊する為のものであり、ほくろに狙って照射しているわけではありません。

マシンの性能の違いや出力の違いなどで、ほくろの色が確実に薄くなるということはないので、ご注意ください。

また、盛り上がったほくろがある人は、脱毛施術のレーザーでほくろが焼かれたら、ほくろが小さくなるのではないか?という希望を持つようですが、こちらも同じく脱毛施術のレーザー照射でほくろが小さくなることはありません。

ガン化する可能性は基本的には無い?

ほくろは見た目には判別が難しいですが、通常のほくろとは別に皮膚ガンである悪性黒色腫があります。

見た目がわかりづらい為、ほくろと思って傷つけたり、過度な紫外線を受けたりすると、急速に大きくなったり、色が変化したりし、迅速な切除が望まれます。

このような話を聞いたことはありますか?ほくろから生えている毛を抜くと、ガンになるというものです。

この話は、悪性黒色腫の存在を知ったことで、全てのほくろがそうなのかもしれないと勘違いした結果に広まった噂でした。

悪性黒色腫は、紫外線や皮膚への刺激を受けることで発症します。つまり、通常のほくろが悪性黒色腫へと変化することはありません。

脱毛施術を行ったところで、ガンに変化することはないので安心してください。