じつはコーヒーは眠気覚ましや嗜好品として楽しめるだけでなく、脂肪燃焼や代謝を上げる効果まであるダイエット食品です。
ただしコーヒーを飲む際には、守らなければならない量やタイミングがあります。やみくもに飲めばいいわけではありません。
そこでこの記事ではコーヒーを飲んで痩せたい方に向けて、体に負担をコーヒーダイエットコーヒーダイエットかけない方法を紹介します。
普段の生活でコーヒーを飲んでいる人だけでなく、あまり飲まない人もぜひ参考にしてください。
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目次
コーヒーのダイエット効果
コーヒーを飲むことで以下の3つのダイエット効果が期待できます。
- 脂肪燃焼
- 血行の改善
- むくみ解消
コーヒーの効果は脂肪を燃焼させるだけでなく、むくみや血行まで有効です。とくに血行の改善は冷え性などに効くため、女性が得られるメリットは大きいでしょう。
どれも痩せるために欠かせない効果ばかりなので、コーヒーはコストパフォーマンスのよいダイエット食品といえます。
またコーヒーの香りは脳にα波を生じさせるため、リラックス効果が得られます。
ダイエット中はストレスを感じやすくなるため、落ち着きたい時はコーヒーの香りだけでも嗅ぐことをおすすめします。
カフェインによる脂肪燃焼の効果
カフェインには眠れなくなる効果だけでなく、脂肪を燃やしてダイエットの効果を高めます。
その理由はカフェインに含まれる「リパーゼ」が消化酵素の働きを活性化させて、脂肪を「脂肪酸」と「グリセリン」に分解するためです。
そもそも脂肪は分解されることで初めて燃焼可能になるので、コーヒーのカフェインにより分解が進んで痩せやすくなるわけです。
また食事で摂取した脂肪だけでなく、蓄積された脂肪の分解を促す効果も得られます。
ポリフェノールによる脂肪燃焼の効果
コーヒーに含まれているポリフェノールの一種である「クロロゲン酸」もまた、脂肪の分解と燃焼の効果がある成分です。
さらに自立神経の働きを活性化させて、肥満を予防する効果を期待できます。
そしてカフェインとクロロゲン酸は相乗効果を発揮して、脂肪燃焼の効果を高めてくれます。
他には痛風に効果があるため、ビールやお酒類を飲む習慣がある人はコーヒーの恩恵を得られるでしょう。
血行促進・代謝の向上
コーヒーには血行を促す効果があり、代謝が向上することで高いダイエット効果が得られます。
そして血行が改善されることで血流がよくなり、体温が上がって代謝が高まることで痩せやすい体になれます。
ちなみに1度体温が上がると基礎代謝が13〜15%の変動が起こるため、体温の上昇は健康に必要不可欠です。
また肩こりや冷え性を改善する効果があるため、コーヒーは体が冷えやすい女性にとって大きなメリットといえるでしょう。
むくみ解消の効果
むくみは体の老廃物や水分がたまることで発生するため、コーヒーに含まれるカフェインの利尿作用が有効に働きます。
とくに女性はむくみに悩んでいる人が多いため、コーヒーのデトックス効果で老廃物を排出するメリットがあります。
ただしコーヒーの飲み過ぎは体内の水分を減らしてしまうので注意が必要です。コーヒーを飲み過ぎた場合は、他の水分を補給しなければなりません。
コーヒーダイエットのポイント
コーヒーダイエットを成功させるために、以下の3点を意識しましょう。
- 食後に摂取する
- ブラックコーヒーを飲む
- 運動前に摂取する
コーヒーは脂肪を燃焼させる効果があるため、なるべく食後に飲んだ方が痩せやすくなります。
もちろんダイエット目的なので、砂糖なしのコーヒーを飲みましょう。ちなみに冷たいコーヒーより、温かいコーヒーの方がダイエット効果が得られます。
また、運動前に飲むこともおすすめです。運動の脂肪燃焼効果に加えて、コーヒーのカフェインの作用でダイエットの相乗効果が期待できます。
コーヒーは食後に飲む
コーヒーは食後に飲むと、摂取した脂肪を燃焼させる効果が得られます。
加えてコーヒーに含まれるカフェインとクロロゲン酸は、脂肪の燃焼だけでなく脂質の吸収を抑制します。
ちなみにカフェインとクロロゲン酸は摂取した後に効果が出るのは30分~1時間程度です。
そのため食後にゆっくりとコーヒーを飲むことは、ダイエットにおいて理にかなっているといえます。
ブラックコーヒーを飲む
ダイエットの効果を高めたい場合は、砂糖やミルクを入れないブラックコーヒーを選びましょう。
なぜなら砂糖やミルクは血糖値を上昇させてしまい、カフェインやクロロゲン酸による脂肪燃焼を阻害する可能性があるからです。
またコーヒーダイエットは脂肪を燃やすだけでなく、香りで自立神経を整えてリラックスさせることも含まれます。
ちなみにインスタントコーヒーよりもドリップコーヒーがおすすめです。よりコーヒーの香りを際立たせて、ダイエットのストレスを緩和できるでしょう。
砂糖とミルクは控える
ブラックコーヒーのカロリーは一杯あたり約4kcalに対して、砂糖とミルクをスプーン一杯分入れたコーヒーは約16kcalになります。
砂糖とミルクを使ってしまうと約4倍のカロリーを摂取してしまうので、飲めば飲むほどダイエットに逆効果です。
そのためなるべくブラックコーヒーを飲むようにしましょう。砂糖とミルクを入れる場合は、なるべく量を抑えて入れることを意識しなければなりません。
もしくは無脂肪・低脂肪の牛乳を入れたり、低カロリーのコーヒーフレッシュを入れたりしましょう。
アイスコーヒーよりホットコーヒーがおすすめ
コーヒーの脂肪燃焼の効果を高めるには、アイスコーヒーよりもホットコーヒーを選ぶことをおすすめします。
なぜなら脂肪燃焼効果だけでなく、代謝を高めてくれるからです。体温の上昇により内臓の活動が活発になり、代謝が上がることで痩せやすい体になります。
ただし沸騰したお湯でコーヒーを作ってはいけません。その理由は、脂肪燃焼効果のある「クロロゲン酸」が熱湯で死んでしまうためです。
クロロゲン酸を摂取できる温度は約80度なので、コーヒーを作る際は温度を上げすぎないように注意して作りましょう。
運動前にコーヒーを飲んで脂肪を燃焼させる
運動前にコーヒーを飲むと血流を増加させて代謝が上がり、高いダイエット効果を期待できます。
またカフェインには利尿作用の他に発汗作用もあるため、デトックスにより体の老廃物を出しやすくなります。
他にはコーヒーの香りのリラックス効果により緊張の状態を緩和し、運動のパフォーマンスを上げてくれるでしょう。
おすすめは運動する1時間前に飲むことです。有酸素運動と無酸素運動どちらの効果でも高めてくれます。
コーヒーの飲みすぎは逆効果
コーヒーを飲み過ぎると以下のデメリットがあります。
- 寝不足になる
- 胃を刺激する
- 肌荒れ
コーヒーに含まれるカフェインには興奮作用と覚醒作用があり、眠りを阻害して睡眠の質を落としてしまうでしょう。
さらに胃を刺激して内部が荒れやすくなり、吐き気や下痢などの体調不良を引き起こす原因になります。
また利尿作用により、尿と一緒にビタミンBやビタミンCなどの栄養素が体外に出てて肌が荒れてしまいます。
コーヒーを飲むことでダイエットの効果が高まりますが、1日の上限は3杯までにしましょう。
カフェインの効果で寝不足になる
コーヒーのリフレッシュ効果は夜に飲むと目が覚える原因になり、寝付きが悪くなって睡眠時間が減ってしまいます。
また寝不足により食欲を抑えるホルモンの分泌量が減り、食べる量が増えることで太ってしまう場合が考えられます。
寝る前にコーヒーを飲む時は時間に注意して摂取しましょう。カフェインの効果は4時間経てば薄れるため、寝る前の4時間前までに飲むことをおすすめします。
そのためゴールデンタイムの22時に就寝したい場合は、18時までにコーヒーを飲むことを意識して、眠りやすい体を作る習慣を作りましょう。
空腹時はコーヒーを避ける
コーヒーは胃酸の分泌を活発にさせるため、空腹時にコーヒーを飲むと胃を刺激して体調を崩す原因になります。
とくに朝起きてコーヒーだけを飲む人は注意が必要です。なるべく他の食べ物と一緒に摂取することで、体調不良になる前に予防しましょう。
ニキビ・肌荒れの原因になる
カフェインの利尿作用が強く働いてしまうと、肌の形成に必要なビタミンCやミネラルまで排出してしまいます。
肌への栄養が少なくなると毛穴がつまり、さらにターンオーバー(肌の細胞が新しく生まれ変わる現象)が起こりません。
さらに水分不足になると乾燥肌の原因になり、湿疹や炎症を引き起こしてしまいます。
ダイエット効果のためにコーヒーを取り過ぎて、水分不足になっては元も子もありません。コーヒーの飲み過ぎには注意して、水などで水分補給を行いましょう。
コーヒーダイエットは美容効果も高い!でも飲む量とタイミングは注意
コーヒーダイエットは脂肪の燃焼の効果だけでなく、体温の上昇により代謝が上がって美肌の効果が期待できます。
しかし、飲み過ぎや睡眠を阻害する時間に飲まないように注意が必要です。健康な体を害すると、コーヒーダイエットの効果が出なくなります。
健康的に痩せるためには、1日3杯のコーヒーと18時以降は摂取しないようにしましょう。
コーヒーダイエットを成功させるためには、体に負担をかけない意識が大切です。